クリスマスイブにいい話

HAPPY オトン

2013年12月24日 09:01

「Xmas寂しい」85歳に激励殺到、10年前の会計士以来1人で過ごす。














街全体が華やかさに包まれるクリスマスシーズン。しかし世の中には、押し寄せる幸せな雰囲気で気付かされる、自分の不遇さに耐えている人もいる。英国に暮らす85歳のアイルランド人男性も、その1人。もう10年ほど、毎年クリスマスを1人寂しく過ごしてきたという彼は、一緒に過ごしてくれる相手を見つけて今年は楽しく過ごそうと、12月初めに新聞紙上に“求人広告”を出した。当初、その反応は芳しくなかったものの、先ごろ広告を載せた新聞が記事として彼の話を紹介したところ、劇的な変化が訪れたそうだ。



12月12日、広告を出したアイリッシュ・ポスト紙が、グレイさんの行動を紹介する記事を掲載。彼が置かれている状況や広告掲載の経緯を説明して、期待に添える協力者を改めて募ったほか、彼に送るクリスマスカードの募集も行った。すると翌日には、同紙に彼を激励する「数千件ものメッセージ」が寄せられ、スコットランドや米国からもクリスマスに一緒に過ごしたいと名乗り出る人が現れたのだ。さらに数日経つと、グレイさんの元には早くも約300通のクリスマスカードが到着。願っていた以上の成果を得られたと喜んでいるそうだ。

国内外から寄せられた大勢の激励を受け、「こんなに多くの人が私に手紙を書いてくれるなんて素晴らしい」と感動している様子のグレイさん。協力したアイリッシュ・ポスト紙は、さらに彼を数人の協力者が囲む特別な食事の席を設けるとしており、グレイさんは間違いなく久々に明るいクリスマスを送れそうだ。



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