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司会者発表が延びている紅白のドタバタ







●ＮＨＫ　なぜ中居にこだわるのか

　この時期恒例の「紅白歌合戦」の司会者発表が近づいている。実は先週にも発表されるといわれていたが、ここにきて難航しているという。白組司会者に中居正広（３６）が内定していることが原因のようだ。

「中居は今年も司会が決まれば３年連続５回目で、新鮮さがまったくない。去年は“サプライズ”で笑福亭鶴瓶とコンビを組みましたが、男２人ということで不評でした。また、中居の進行はアドリブが多く、コンビを組む方は気が気じゃないといいます。司会が本業ではない女優からは歓迎されていないそうです」（マスコミ関係者）

　
そもそも、ＮＨＫは、どうして中居にこだわっているのか。

　
中居は例えば、ＮＨＫの大河ドラマに出演したこともないし、ＮＨＫの番組に貢献しているという実績もない。出場歌手については局への貢献度を気にするＮＨＫの対応を考えると、矛盾しているというしかない。

　ＮＨＫが中居にこだわってバタバタするくらいなら、いっそのこと、すべて白紙に戻した方がいいのではないか。

　例えば高視聴率をキープし続けている大河ドラマ「篤姫」の宮崎あおいと松坂慶子の“共演コンビ”や、紅白司会に関するアンケート調査でトップ２だった仲間由紀恵と宮崎の“大河ヒロインコンビ”なら、注目度は大幅アップするだろう。昨年は男２人が司会を務めたのだから、今年は女２人でも何の問題もない。

　ＮＨＫの決断が楽しみだ。

（日刊ゲンダイ2008年11月21日掲載）